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  1. 荒川区議会 2016-06-01
    06月22日-02号


    取得元: 荒川区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-12
    平成28年度定例会・6月会議荒川議会会議録(第二日目)==============一、日  時   平成二十八年六月二十二日 午前十時一、場  所   荒川区議会議場一、出席議員(三十二名) 一番 小坂英二君 二番 小林行男君 三番 安部キヨ子君 四番 横山幸次君 五番 斉藤邦子君 六番 相馬堅一君 七番 小島和男君 八番 町田 高君 九番 中島義夫君 十番 菅谷元昭君 十一番 明戸真弓美君 十二番 茂木 弘君 十三番 若林清子君 十四番 小坂眞三君 十五番 服部敏夫君 十六番 並木一元君 十七番 斎藤泰紀君 十八番 北城貞治君 十九番 守屋 誠君 二十番 鳥飼秀夫君 二十一番 志村博司君 二十二番 斉藤裕子君 二十三番 藤澤志光君 二十四番 竹内明浩君 二十五番 清水啓史君 二十六番 瀬野喜代君 二十七番 森本達夫君 二十八番 菊地秀信君 二十九番 松田智子君 三十番 吉田詠子君 三十一番 保坂正仁君 三十二番 中村尚郎君一、欠席議員(なし)一、出席説明員 区長 西川太一郎君 副区長 佐藤安夫君 副区長 北川嘉昭君 総務企画部長 猪狩廣美君 総務担当部長 梅原一彦君 秘書担当部長兼  全国連携担当部長 米澤貴幸君 財政担当部長 宮腰 肇君 管理部長 五味智子君 経理担当部長 三枝直樹君 区民生活部長 正木良一君 地域文化スポーツ部長 池田洋子君 産業経済部長 石原 久君 環境清掃部長 古瀬清美君 福祉部長 片岡 孝君 健康部長 倉橋俊至君 子育て支援部長 青山敏郎君 防災都市づくり部長 松土民雄君 再開発担当部長 松崎保昌君 会計管理部長兼  債権管理担当部長 石澤 宏君 教育長 高梨博和君 教育委員会事務局  教育部長 阿部忠資君 選挙管理委員会委員長 小林清三郎君 代表監査委員 中里 稔君一、職務のため出席した事務局職員 事務局長 濱島明光 庶務係長 野口正紀 議事係長 幸野佳紀 主任主事 染谷沙織 主任主事 早坂利春 主事 土屋諒介 主事 肥塚喜史 企画調査係長 西 智行議事日程 平成二十八年六月二十二日 午前十時開議第一               一般質問について第二               委員長報告について第三   議案第一号       荒川区立ゆいの森あらかわ条例第四   議案第二号       荒川区個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例第五   議案第三号       荒川区学童クラブの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例第六   議案第四号       荒川区営運動場の設置、管理に関する条例の一部を改正する条例第七   議案第五号       荒川区立公園条例の一部を改正する条例第八   議案第六号       荒川区中高層階住居専用地区建築条例の一部を改正する条例第九   議案第七号       荒川区特別工業地区建築条例の一部を改正する条例第十   議案第八号       荒川区民住宅条例の一部を改正する条例第十一  議案第九号       財産の取得(荒川区立ゆいの森あらかわ初度調弁に伴う書架)について第十二  議案第十号       包括外部監査契約の締結について第十三  議案第十一号      人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第十四  議案第十二号      人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第十五  議案第十三号      人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第十六  議案第十四号      人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて第十七  同意第二号       荒川区監査委員の選任同意について第十八              諸般の報告について   午前十時開議 ○議長(並木一元君) ただいまより本日の会議を開きます。 出席、欠席議員数を報告いたします。出席三十一名、欠席一名でございます。 直ちに日程に入ります。 日程第一、一般質問について。───────────────○─────────────── △一般質問について ○議長(並木一元君) 昨日に引き続き、一般質問の発言を許可いたします。 二十七番森本達夫議員。   〔森本達夫君登壇〕 ◆二十七番(森本達夫君) 初めに、去る四月十四日に発災した熊本地震                                                                                では多くの方が亡くなられました。衷心より御冥福をお祈り申し上げます。また、今なお避難生活を余儀なくされている方々に、心よりお見舞いを申し上げます。 そして、重ねての昨日の豪雨災害となり、被災地の皆様を思うと言葉がありません。しかしながら、私たちはどこまでも寄り添う思いで、でき得る限りのことをしてまいりたいと思います。 また、荒川区にあっては、震災に際して西川区長を中心に、いち早く被災地への支援に動かれたことに、心より敬意を表します。 私は、公明党荒川区議団を代表して、大きく四項目について質問をさせていただきます。 私たち公明党は、「現場第一主義」をモットーに、地域の中にあって「小さな声を聞く力」を日々磨きながら進んでおります。私もその一人として、「もっともっと荒川区のために」との思いで、荒川区の新たな可能性を模索しながら、質問をさせていただきます。西川区長をはじめ、理事者の皆様には、建設的な御答弁をお願いいたします。 質問の第一項目は、「震災対策」についてであります。 これまで荒川区は、ハード、ソフトの両面で、防災対策の充実に取り組み西川区長のリーダーシップのもとで、全国の先駆けとなるような先進的な施策を数多く実施されてこられました。 特に、荒川区の強みである地域力を生かし、町会・自治会が中心となった全小中学校での避難所開設訓練の実施や、永久水利を利用した訓練で、消防団や複数の防災区民組織が連携して取り組むなど、震災時に役立つ実践的な訓練が日ごろから行われていることには、多くの自治体からも注目を集めているところであります。 また、全国で初めて全中学校に防災部が設置され、地元中学校の生徒さんが、地域の防災訓練に参加し、その若い力を存分に発揮されており、頼もしい限りであります。この生徒さんたちが、将来、私も所属している消防団の団員になっていただけたらいいなとの思いであります。 そして、ことし三月、防災部の中学生、地元消防団防災区民組織が参加して「あらBOSAI(あら坊祭)二〇一六」が、荒川総合スポーツセンターで開催されました。八千人の参加者があったと伺っております。大人と子ども、地域が一体となった荒川区ならではのすばらしい防災運動会だったと思います。提案をしてきた我が党として、これからも全力で応援してまいります。 また、数多くの地元の事業者の皆様が、発災時に区への協力を約束していただいていることも、荒川区の地域力の一つではないかと思います。 実際に震災が発生した場合、行政の支援を仰ぐのは当然としても、まず頼りになるのは、防災区民組織の方々、地元の事業者の方々など、地域で生活する方々の結集した力ではないかと考えます。 今回の熊本地震の状況を私なりに分析した上で、今後、荒川区の取り組みの中でも、重要な以下の四点につきまして質問をいたします。 一点目は、震災関連死への対策についてであります。 震災関連死とは、建物の倒壊や火災、津波など地震による直接的な被害ではなく、その後の避難生活での体調悪化や過労など、間接的な原因で死亡することを言います。 このたびの熊本地震では、残念ながら六十九名の方が犠牲となられました。その中で、震災の関連死は二十名という報道がありました。実に、三割の方が、震災関連死で亡くなられております。 特に多いと言われているのが、エコノミークラス症候群であります。熊本地震でも、多くの方が屋外で避難されておりましたが、この症候群は車中泊を続ける人だけでなく、避難所で生活している人にも発症の危険性があると指摘されております。 また、阪神・淡路大震災以降、知られるようになったクラッシュ症候群というものがあります。議会でも何度か取り上げられておりますが、まだまだ認知度は低いのが現状です。 クラッシュ症候群とは、倒壊家屋の瓦礫や、倒れた家具の下敷きになるなど、長時間体を圧迫されると、筋肉の細胞が障害・壊死を起こし、それに伴ってミオグロビンやカリウムといった物質が血中に混じると、毒性の高い物質が蓄積されます。その後、救助されたときに、圧迫されていた部分が解放されると、血流を通じて一気に毒素が全身へ広がり、心臓の機能を悪化させて死に至るものです。一命を取りとめたとしても、その後、腎臓にダメージを受け、腎不全で亡くなることもあります。 平時の救急を扱う救命講習では教えない、災害特有の救命処置があります。事前に正しい知識を得て、適切な処置をとれれば、命を助け得るかもしれないのです。このような震災関連死の知識を多くの方に知ってもらう必要があります。 なぜならば、実際の大規模災害で救助される多くの方は、地域の方が救出されているからであります。 そこで私は、エコノミークラス症候群を防ぐ対策やクラッシュ症候群などの震災関連死を防ぐための対策を、現在準備している「家庭用防災マニュアル」に加えていただきたいと思います。さらに、あらかわ区報の防災特集やポスターなど、さまざまな媒体で繰り返し周知していただきたいと思います。区の見解を伺います。 二点目は、発災後の速やかな応急危険度判定実施体制と、罹災証明書発行体制強化のための制度整備についてであります。 応急危険度判定は、大地震により被災した建物を調査し、その後に発生する余震などによる倒壊の危険性や外壁、窓ガラスの落下などの危険性を判定することにより、人命にかかわる二次的災害を防止することを目的としています。 これらの判定は、建築の専門家が個々の建物を直接見て回るため、被災建築物に対する不安を抱いている被災者の精神的安定にもつながると言われております。 できる限り早く、建物の被災状況を調査することが求められます。この判定をする「応急危険度判定士」を一人でも多くふやしていくための努力をしていくべきであります。 また、住宅の被害状況を判定した「罹災証明書」は、各種の支援金や義援金の給付、税や保険料の減免・猶予など、被災者の生活再建に欠かせない重要な書類であります。 東日本大震災では、発行までに一カ月半もの時間を要した自治体もあり、被災された方々の生活再建のおくれが問題となりました。四月十四日の熊本地震でも、罹災証明書発行体制が整っていなかったことから、発災後の一カ月間で、申請件数の三割しか対応できていませんでした。 大規模災害発生時は、消防職員は、一人残らず不眠不休で消防・救急業務に従事しているはずで、その後に消防職員や罹災家屋の現地調査を行って、全壊、半壊、一部損壊等の判断をするなど、罹災証明書の発行業務を担うには限界があり、時間もかかります。 一方で、罹災証明書を一日も早く欲しいというのが、被災者の心情でもあります。これを遅滞なく発行するには、応援体制を事前に構築するなど、全庁的な取り組みがなければならないのではないでしょうか。 また、災害時相互応援協定を結んでいる自治体との間で、応急危険度判定士の派遣など、震災時の相互応援体制をつくっていくべきであります。 荒川区として、速やかな応急危険度判定実施体制と、罹災証明書発行体制の強化を進めるべきであると思います。区の見解を伺います。 三点目は、避難所となる学校の体育館の空調設備の設置についてであります。 もとより、震災はいつ起こるかわからないものです。例えば、猛暑の真夏に発災することも想定しなければなりません。避難生活は、特に体力的に弱い方には、過酷になるおそれがあります。 台東区や文京区など近隣区でも、少しずつ整備が進んでいるようでありますが、荒川区としても、体育館を新設もしくは改築する際に整備するのはもちろん、その予定がないところでは、ポータブルな空調機を用意するという方法もあります。ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。 避難所となる体育館に、空調設備を設置することを提案いたします。区の見解を伺います。 四点目は、防災意識知識向上のための(仮称)防災アカデミーの定期開催を提案いたします。 阪神・淡路大震災東日本大震災、そして四月の熊本地震の発生により、荒川区としても多くの教訓、課題が認識できたと捉えております。被災地の地元の職員や、荒川区から派遣した職員が、実際に直面した大規模災害でのマニュアルや想定ではおさまらないような貴重な経験、体験を「生の声」として学び生かして、来るべき首都直下地震に備えていただきたいと思います。 そこで、地域の防災を支える方たちの防災意識知識向上のための学習の場として、(仮称)防災アカデミーの開催を提案いたします。区の見解を伺います。 さらに、今回の熊本地震を教訓に、改めて、荒川区のソフト面での対策に関する評価と、今後、特に重点を置いて進めていく対策について、区長の御見解をお伺いいたします。 質問の第二項目は、「行政の発信力向上」についてであります。 私は昨年の九月会議で、「どんなに優れた事業を行っていても、区民がその事業を知らなければ、事業の効果を十分に発揮することはできない」と訴えさせていただきました。荒川区の情報発信の機会をふやすために、できることをさらに模索していきたいと思います。 そこで、行政の発信力向上について、二点質問させていただきます。  一点目は、区営の掲示板の増設と整備についてであります。媒体としては、アナログの代表格とも言える掲示板ですが、その存在価値は大変大きいと私は考えております。 散歩や買い物の途中で、じっと掲示板を見ている方をよくお見かけいたします。現在、区内には二百八十五台の掲示板が設置されております。 私は区営掲示板を、身近な荒川区の「情報の窓」であると思っております。この掲示板をさらに増設して、区民が情報を得る機会をふやしていただきたいと思います。 また、区の情報を載せている区営掲示板は、「その区の顔」であるとも思っております。ぜひ魅力的な掲示板になるよう、デザインも工夫していただきたいと思います。また、中には大分傷んでいる掲示板もあります。古く傷んでいるところは、速やかに修理、もしくは取りかえていただきたいと思います。 さらに、掲示板のフレームにメールマガジンや区報の個別配布などの情報をシールで表示しております。すごくいいアイデアであると思っております。しかし、いささか文字が小さいため、目立たず、多くの方は見過ごしてしまっているのではと懸念しております。でき得る限り大きい文字を使って、見やすくしていただきたいと思います。区の見解を伺います。 二点目は、区民が荒川区の情報をキャッチする機会をふやすため、区が発送するさまざまな封書の空きスペース等を活用して、メールマガジン、あらかわ区報戸別配布事業などのさらなる周知をすることを提案いたします。 さまざまなものを活用して、情報発信の機会をふやしていくことが、行政として大事だと思います。そこで、区が発送するさまざまな封書などの空きスペースに、メールマガジンの登録やあらかわ区報の個別配布事業の告知をしてはいかがでしょうか。区の見解を伺います。 質問の第三項目は、「健康づくり」についてであります。 少子・長寿命社会を迎え、近年「平均寿命」と「健康寿命」という観点が、行政の大きなテーマとして捉えられるようになり、荒川区にあっても、「平均寿命」と「健康寿命」との乖離は、重要な課題として受けとめられております。 私たち公明党は、これまで機会あるごとに、健康寿命増進取り組みについて、質問、要望をしてまいりました。 そこで、健康づくりについて、二点質問をさせていただきます。 一点目は、荒川区のがん検診の項目に、「内視鏡検査」を早期に導入することを提案いたします。 本年は、公明党が主導してつくった「がん対策基本法」が成立してから十年の節目の年となります。正しい知識を持って予防し、適切に治療を行い、仕事や学業との両立支援策を充実させることで、がん対策は、この十年間で大きな進歩を遂げることができました。 国民の二人に一人ががんになり、三人に一人ががんで亡くなると言われており、かつては「死に至る病」として悲観的に考えられてきたがんでありますが、がん検診を受けることで、早期に発見し、治療を行うことにより、がんによる死亡を今よりも減らすことができるようになりました。 そうした中、厚生労働省では、がん検診の受診率を五〇%以上とすることを目標に推進しております。 荒川区にあっては、がん予防・健康づくりセンターを運営し、がん対策では積極的に取り組んでいると、高く評価されているところであります。 現在、荒川区が行っている胃がん検診の項目に、バリウム検査が行われておりますが、「内視鏡検査」は精度の高い検査が可能であると言われております。従来の「バリウム検査」と「内視鏡検査」をどちらか選べるようになれば、利用者の利便性が向上し、がん検診の受診率も上がるのではないでしょうか。 また四十歳から五歳刻みで受診できるようになった、「ピロリ菌検査」においても、陽性反応が出た場合、内視鏡での検査が重要になってまいります。国としても「内視鏡検査」による胃がん検診には、胃がんの死亡率減少効果があると認めております。 荒川区として、がん検診の項目に、希望者が「内視鏡検査」を選択できるよう、早期に加えるべきだと思います。区の見解を伺います。 二点目は、脳ドック助成事業のさらなる周知促進のために、健康推進に関するさまざまな場や媒体を利用して、区民が目にする機会をふやすことを提案いたします。 現在、毎年二十五万人以上が、新たに脳卒中を発症していると推測されています。脳卒中は、「がん」「心臓病」に次いで、日本における死因の第三位となっています。 また、「寝たきりになる原因」の実に三割近くが、脳卒中などの脳血管疾患であります。 荒川区はメタボチャレンジ等成人病対策に積極的に取り組んでいることは大いに評価されるものです。 中でも、発症してしまうと生活に重大な影響が出る脳卒中については、罹患者を減らすべく、荒川区では脳ドック助成事業を、特別区で唯一実施しております。 脳ドックの目的は「脳梗塞」や「クモ膜下出血」など、脳卒中のリスクを映像により鮮明に見ることができるとともに、早期発見、生活改善につなげるものであります。 私の知り合いの方も、この脳ドックを受けたところ問題が見つかり、その後、生活改善などをすることで大事に至らず、元気に過ごされております。 脳ドックには個人負担が少しありますが、脳卒中のリスクを軽減するためにも、多くの方に利用していただきたいと思います。しかし荒川区がこの「脳ドック助成事業」を行っていることを知らない区民がまだまだ多くおられるようです。この助成を利用された方は、区の目標に対して五割を下回っております。 そこで、健康推進に関するさまざまな場所や媒体を利用して、荒川区の脳ドック助成事業を区民に知ってもらえる機会をふやすことを提案いたします。区の見解を伺います。 質問の第四項目は、「住みよいまちづくり」についてであります。 荒川区は、西川区政になって人口が大きくふえ、二十一万人を超えました。多くの方が「あらかわ」を我がまちにと選んでくださったことは、喜ばしい限りであります。 これから、もっともっと荒川区が多くの方にとって、住みよいまちになるよう願うところであります。そこで、次に住みよいまちづくりについて三点質問をさせていただきます。 一点目は、建築基準法に関連する用途地域の見直しについてであります。 町屋七丁目には、尾竹橋通り商業地域を除くと、二種類の用途地域が存在します。一つは準工業地域で、建蔽率が八〇パーセント、容積率は三〇〇パーセントとなっております。 もう一つは工業地域であり、建蔽率が六〇パーセント、容積率は二〇〇パーセントであります。都市計画の違いがあり、それぞれの地域で建てられる建物の用途や大きさが変わってくるのは理解しております。 しかしながら、例えば、町屋七丁目のまち並みを見ると、若干町工場はあるものの、建っている建物は住宅が中心であります。 地域の方たちからは「道路を挟んで建てられる住宅の規模が違う。何とかならないだろうか」という声もあります。 荒川区の未来を見据え、地域計画の観点から、将来的な地域の実情を踏まえた用途地域の見直しを進めていただきたいと思います。区の見解を伺います。 二点目は、バリアフリーの観点から、車道から歩道への段差をなくした縁石などの整備についてお聞きします。 私たちがふだん行き来する歩道と車道には、わずかではありますが段差があります。最近は大分低くなりましたが、それでも一、二センチの段差があります。 しかし、このわずかな段差が意外に負担になっております。車椅子を利用している方をはじめ、お年寄りがお買い物などで押しているシルバーカーは、このわずかな段差に引っかかります。 また、ベビーカーも同様です。先日、あらかわ遊園の近くの歩道を見ていますと、あらかわ遊園帰りのベビーカーを押した親御さんが、全て段差に引っかかっていくのを見て驚きました。 お隣の台東区では、この段差のない歩道の縁石の整備が計画的に進んでおり、そこを通るときはストレスフリーで快適であります。 荒川区でも、段差ゼロの縁石になっている歩道がありますが、これを全区的に広げるべきだと思います。この歩道から車道への段差ゼロの縁石を、まずは交差点などから計画的に整備していただきたいと思います。区の見解を伺います。 三点目は、ボール遊びができる公園や広場の整備についてであります。 現在、区が管理する公園は、原則ボール遊びが禁止されております。私は、少しでも子どもたちが体を動かして遊べる場所をふやしてあげたいと思います。 区内にボール遊びができる公園、広場は、現在四カ所のみであります。今後、公園や広場の整備をしていく際に、安心してボール遊びができる場所を、少しでもふやしていただきたいと思います。区の見解を伺います。 以上で、一回目の質問を終わります。   〔区長西川太一郎君登壇〕 ◎区長(西川太一郎君) 森本達夫議員の御質問にお答えを申し上げます。 御質問の中の防災対策に関する私の基本的な考え方について、お尋ねがございましたので答弁をさせていただきます。 首都直下地震の切迫性が叫ばれている中、私は、災害で一人の犠牲者も出さないという強い決意のもと、防災対策に取り組んでまいりました。防災対策を進めるに当たり、強い信念を持ち、そして荒川区にお住まいの区民の皆様が持つ、地域に貢献しようとするお姿、近隣、隣近所の方々とお互いに助け合うという気持ちなど、荒川区の地域力を生かした防災対策を推進することは、何より基本であると考えてまいりました。 荒川区の地域力の一例として、私がまだうんと若かったときに、防災について、小川浦作さんという新地町会の町会長さんが考案した、おんぶ作戦というのがあって、このおんぶ作戦というのは、近所の屈強な方々が、御老人を背負って一緒に逃げる。これは大変当時話題になりまして、都議会でも取り上げられるということがございました。 また、防災区民組織の皆様は、避難所開設訓練においても、自主的に避難所の開設運営ができるように区と協力し、避難所運営マニュアルを作成し、地域の力で震災に立ち向かう気概を見せておられて、今日までそのことは続いております。 こうした荒川区の防災区民組織の活動は、大都市における先進的な防災の取り組み事例として、東京都から防災隣組の認定を受けるなど、東京全体から模範事例として高く評価されてきたところでございます。 私は、荒川区の先人の皆様の築いてこられた地域力を、若い世代につなげることが、行政に課せられた一つの大きな責務であると考えております。 そういう事例のものとして、日ごろから消防団活動で地域貢献を行っている若者を、就職の際に後押しをする、アラカワ・ユース・ボランティア認証事業を実施しており、若者による地域貢献の促進を、今後も積極的に図ってまいりたいと考えております。 また、学校関係者にも働きかけ、全国で初めて、荒川区立の全ての中学校に防災部が設置されたことは、森本議員も御承知のとおりであります。 東日本大震災の津波から、多くの小中学生が生き延びた釜石の奇跡や、そのことに努力をした、または多くの少年たちに対して、群馬大学大学院の片田敏孝教授がおっしゃっている「助けられる人から助ける人へ」という、大変優れた言葉だと思いますが、現在、荒川区の中学生の皆さんが三百六十五人、地域の防災訓練に御参加いただき、大人も顔負けの奮闘をしていただいていますが、消防団や消防署、または区の職員による防災に対する知識、経験、こういうものをお伝えして、区立中学校の防災部の活動を支えていただいております。 このたび国が制定した国土強靱化基本法に基づいて、先進的な取り組みを表彰する「ジャパン・レジリエンス・アワード」において、昨年全国二百四十二の活動事例の中から、ナンバーワンのグランプリを獲得いたしまして、国や都の消防関係者からも、「中学校の防災部設置を、全国の自治体に広げたい」とのお話をいただいているところでもあり、他の自治体からも数多くの視察をいただいておりますこと、さらに、これまで防災にかかわる機会のなかった方々にも、気軽に防災訓練に参加していただくことを目的といたしました、本年三月の「楽しみながら」と言うのも、ちょっと何かそれどころではないのでありますか、防災を学べる運動会として、あらBOSAI(あら坊祭)二〇一六を開催し、御質問の中にも触れていただきましたが、八千名の方々に御来場いただきました。 ファミリー層を中心に、四十歳代までの若い世代の方々に、期待以上に数多く御参加いただく中で、消火体験、D級ポンプの操作、防災クイズなどを通して、防災知識の普及啓発の絶好の場を提供できたものと考えております。 今回の熊本地震につきましては、私もあらゆる場所でお慰めを申し上げ、お見舞いを申し上げてまいりましたが、区議会の質問にお立ちになる全ての議員の皆様から、このことに大変心配りをいただいたことを、心から敬服を申し上げる次第であります。 今回の熊本地震の経験からも、地震発生直後の対応から避難所の開設運営、そして地域の復興まで、震災対策は内容が多岐にわたり、かつ長時間なものとなっております。これらを全て行政で対応することは、限界がございます。そうした観点からも、防災対策は若者から高齢者までが力を合わせて、総力戦で取り組んでいくことが必要になっていると考えております。 その一例として、永久水利施設を活用した訓練では、個々の防災区民組織の枠を越えて、複数の防災区民組織が協力して消火、送水訓練を行い、そのサポートに消防署や消防団の皆様のお力をおかりして、さらに、防災部の中学生、または地元の高校生の皆さんも御参加いただくなど、世代や組織を越えた、地域ぐるみの理想的な協力体制をしっかり構築していかなければならないというふうに思います。 訓練に参加した地域の皆様が、お互いが顔の見える関係になり、結束力を高めていくことは、荒川区の防災対策にとっても、極めて心強いことでございます。そのためにも、より多くの、より幅広い世代の御参加をいただき、実効性の高い訓練を実施いたしますとともに、今後もしっかり取り組みますことを、この機会に表明をさせていただきます。 さまざまな手法で、地域の防災を担う人材育成のためにも、地域力を最大限に生かした荒川区ならではの防災体制の構築を目指してまいります。 大変御示唆に富んだ、御提案の豊富な御質問でございましたが、小さいころから存じ上げている少年が立派になられたこと、私も同じまちに住む者として、おじいさま以来お付き合いさせていただいている者として、感無量であります。 以上申し上げて私の答弁とさせていただきますが、関係理事者からほかの御質問については、御答弁を申し上げます。ありがとうございました。   〔区民生活部長正木良一君登壇〕 ◎区民生活部長(正木良一君) 震災時に必要となる知識の普及啓発に関する御質問にお答えいたします。 熊本地震では、震災関連死の問題がクローズアップされました。震災関連死を防ぐには、森本議員御指摘のとおり、区民の皆様に対する意識啓発を図っていくことが重要と考えてございます。 区では、これまでも区報やホームページ、家庭用防災マニュアル等により、意識啓発に努めてきたところでございますが、今後、震災関連死を防ぐための意識啓発を推進するため、家庭用防災マニュアルも含めまして、さまざまな手段を活用して周知してまいりたいと考えてございます。 さらに、避難所開設訓練開設運営訓練においても、震災関連死への対処法につきまして確認するなどの取り組みを進めてまいります。 次に、防災意識知識向上に向けた取り組みに関する御質問にお答えいたします。 区では、町会・自治会が主催する防災訓練や避難所開設運営訓練の場での啓発や、町会の実務担当者を集めた地域防災リーダー養成講習会、東京消防庁や日本赤十字社等から講師を呼んでの減災セミナー等を開催し、その中で、地域の防災を支える人たちに、被災地に出向いた区職員、消防職員の経験談を伝えているところでございます。 また、区報等により、区民の皆様に災害時の避難方法などを定期的に周知させていただいております。 区では、昨年度あらBOSAI(あら坊祭)二〇一六を開催し、ふだん防災訓練に参加できない多くの区民の皆様に啓発を行うことができ、大きな成果を上げることができたものと考えてございます。 区といたしましては、これまでの事業の一層の充実を図るとともに、議員御指摘の趣旨を十分に踏まえながら、地域の防災を支える人たちはもちろんのこと、区民の皆様の防災意識と知識の向上のため、より実効性の高い新たな施策につきましても、早期に具体化すべく検討してまいります。 次に、区営掲示板に関する御質問についてお答えいたします。 区営掲示板は、昭和四十八年に百九基で開始し、平成六年度から平成九年度にかけ、区内全域で〇・〇三平方キロメートルに一基の設置を基準として増設を行い、約三百カ所に設置する形で整備し、その後、増設、撤去等を適宜行い、現在に至っているところでございます。 区営掲示板につきましては、毎年腐食、破損状況の調査を行うとともに、耐久性を高めるため、平成十九年度からは、鉄製からアルミ製に順次建て替えているところでございます。 今後の増設につきましては、新たな設置の御要望があった場合は、設置の基準を考慮しつつ、地域の事情も十分お聞きしながら対応してまいります。 区営掲示板は、災害時に電気が不通となった場合の重要な広報手段であることから、町会が維持管理する区内千五百カ所の町会掲示板ともバランスをとりつつ、区民の皆様に十分な情報提供ができるよう、見やすさ、わかりやすさも工夫しながら、適正な維持管理に努めてまいります。   〔防災都市づくり部長松土民雄君登壇〕   〔議長退席、副議長着席〕 ◎防災都市づくり部長(松土民雄君) 応急危険度判定実施体制に関する御質問にお答えいたします。 区では震災等に備えるため、区に在住在勤の建築士で構成する、荒川区被災建築物応急危険度判定委員会を、平成十二年に成立し、判定技術の向上と連絡体制の確保のため、年一回の総会を行ってまいりました。 さらに、大地震時には、区内の判定士の活動が困難で、人員も不足することが想定されることから、被害規模に応じて、早急に診断を完了させるために、東京都を通じて、全国に応援を依頼する連絡体制の構築をしてございます。 区といたしましては、今後も判定士の増員等、体制の強化を図り、首都直下地震などにより荒川区が被災した場合には、迅速に判定作業を行うなど、区民の安全の確保に全力を挙げて取り組んでまいります。 次に、罹災証明書の発行に関する御質問にお答えいたします。 罹災証明につきましては、その発行に至るまでのボトルネックとして、建物の被害状況を適切に判定できる職員の確保と、その調査から得られた膨大な量の情報のデータ入力といった課題が存在しております。 これらのボトルネックを解消するため、今年度から被災者生活再建支援システムを導入いたします。本システムの導入により、フローチャート化した調査票を用いることで、他自治体から派遣された応援職員でも、容易に判定ができるとともに、調査票を自動的に読み取って、デジタルデータ化することが可能となり、災害時における労力や時間を大幅に削減できるものと考えております。 区といたしましては、被災された方々がいち早くもとの生活に戻れるよう、システムの導入を契機として、罹災証明書の迅速な発行を含めた全庁的な執行体制の構築に向けて、関係各課とも協議しながら取り組んでまいります。 次に、歩車道の段差をなくした縁石などの整備に関する御質問にお答えいたします。 歩道と車道との段差につきましては、東京都の福祉のまちづくり条例等により、段差を二センチメートルとすることと定められております。しかしながら、基準どおりであっても、車椅子利用者や高齢者にとっては、歩行の障害となっていることと考えております。 そのため、区では平成七年から、段差がゼロとなる段差解消ブロックを利用した整備を行うとともに、視覚障がい者のための点字ブロックを設置し、歩車道の段差解消に努めてまいりました。 今後も都市計画道路の整備や、歩道設置路線の改修工事の際には、段差解消ブロックを使用した整備を行い、高齢者や車椅子を利用する方が安心して通行できる道づくりを目指してまいります。 次に、ボール遊びができる公園、広場の整備に関する御質問にお答えいたします。 ボール遊びにつきましては、人気が高く、これまでも区民の方から設置の要望が区に届いているところであり、区といたしましても、議員同様に、ボール遊びができる施設の必要性を認識しているところでございます。 一方、荒川区の公園、広場は、面積も狭く、民家が隣接しているところが多いため、ボール遊びの場を設けることに対する周辺の方々の理解を得ることが必要となっております。 こうしたことから、ボール遊びができる場所は、現在、荒川八丁目公園を含め四カ所となっておりますが、今年度全面改修する藍染公園におきまして、地元や周辺住民からの御理解をいただき、ボール遊びができる施設を新たに設置する予定となっております。 今後につきましても、こうした取り組みを続け、ボール遊びができる場を、可能な限り確保していきたいと考えております。   〔教育委員会事務局教育部長阿部忠資君登壇〕 ◎教育委員会事務局教育部長(阿部忠資君) 学校体育館の空調設備に関する御質問にお答えいたします。 現在、区立小中学校では、普通教室には、既に空調設備が設置されていることから、真夏等の発災時には、学校体育館は厳しい環境となることも想定されるため、特に体調を崩している避難者や、災害時要援護者の方々は、普通教室や、また空調設備の導入を順次進めている特別教室、そしてふれあい館等へ避難誘導することとしております。 また、学校体育館に避難する方の健康に配慮し、冷風機等を関係部署と連携し備蓄してまいります。 御質問にございます、学校体育館への空調設備の設置につきましては、発災後に災害救助法が適用された場合には、設置経費が国庫補助の対象となることから、空調機設置の必要性を国が認めていることを示しているものであり、引き続き空調機設置の補助制度を創設するよう、国に対し要望してまいります。   〔総務企画部長猪狩廣美君登壇〕 ◎総務企画部長(猪狩廣美君) 情報発信力の向上についての御質問にお答えいたします。 森本議員御指摘のとおり、区が発信いたします情報につきましては、あらゆる媒体を活用して、広く区民の皆様にお届けすることは、区としても大変重要であると考えているところでございます。 そこで、あらかわ区報につきましては、従来の新聞折り込みに加えまして、新聞未講読の希望者に対しまして、個別配布を開始したところでございます。 一方、区政世論調査によりますと、若い年代層ほど、ホームページ等のインターネット環境を活用した情報入手の割合が高くなっております。これらを踏まえまして、ホームページやフェイスブック、ツイッターなどを積極的に活用いたしまして、さまざまな区政情報の発信を行うほか、平成二十八年度からは、スマートフォンやタブレット等で簡単に区報を閲覧できるアプリ等も導入し、幅広い層の区民の皆様に、区政情報が提供できるよう工夫しているところでございます。 今後につきましても、議員御提案の封筒の空きスペースなども含め、受け手の状況に応じた工夫を重ねて、柔軟な発想で情報発信力の向上に努めてまいりたいと存じます。   〔健康部長倉橋俊至君登壇〕 ◎健康部長(倉橋俊至君) 胃がん検診における内視鏡検査早期導入に関する御質問にお答えいたします。 平成二十八年二月に、厚生労働省の示すがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針が改正され、胃がん検診については、胃内視鏡検査を新たに導入する方向性が示されましたが、解決すべき課題も少なくないことから、当面の間、対象年齢の受診者は、胃部X線検査または胃内視鏡検査のいずれかを選択するものといった内容となっております。 がん検診のあり方、検診内容については、かねてより区議会から要望を受けてきたところでございますが、胃内視鏡検査は、医師が直接行わなければならないことから、希望される方に対応可能な検診体制を確保することが最大の課題となります。 具体的には、どの程度の医療機関が御協力いただけるのか、精度の高い診断のための専門医が確保できるか、統一的な検査実施のための研修等、慎重に精査すべき課題が山積しております。 そのため区といたしましては、荒川区医師会に対しアンケート調査を実施するなど、検診体制の整備に向け検討を開始したところでございます。 いずれにいたしましても、がん検診の目的は、区民のがんによる早世予防でございますので、国等の動向を見きわめつつ、議会の御意見も十分に伺いながら、区民の方にとって、より効果的ながん検診事業の実施に向け協議し、慎重に対応してまいります。   〔福祉部長片岡孝君登壇〕 ◎福祉部長(片岡孝君) 脳ドック受診費用助成に関する御質問にお答えいたします。 脳梗塞など、脳の病気は自覚症状がないまま突然発症し、言語障害や麻痺など、重い後遺症が残ることも少なくありません。 区では、議会からの御意見を踏まえ、平成二十三年度に、特別区で初めて脳ドック受診の助成制度を創設し、二万円を上限として費用の二分の一を助成しております。 この助成制度は、被保険者の健康の維持と医療費の適正化の観点から必要な事業であると認識しておりますので、今後、区報やホームページに加え、区民事務所や図書館、保健所などで案内チラシを配布するとともに、医師会にも協力を求め、より多くの方に御活用いただけるよう、さらに周知してまいります。   〔再開発担当部長松崎保昌君登壇〕 ◎再開発担当部長(松崎保昌君) 町屋七丁目の用途地域に関する御質問にお答えいたします。 用途地域や容積率、建蔽率については、東京都が基準に基づいて決定しております。変更するためには都の基準に従い、変更区域において、地元のまちづくり協議会を立ち上げ、地区計画として定めていくなどのプロセスが必要となります。 また、用途地域を変更する場合、工業地域では規制のなかった高度地区規制や日陰規制についての検討が必要になること、さらに、営業できる工場などについても限定されることから、現在の建物が既存不適格建築物となる可能性もあり、住民や事業者の方々との調整が必要となってきます。 したがいまして、用途地域等の見直しは、大変時間のかかる取り組みとなりますが、今後まち並みが変わっていくことが考えられますので、適切な時期を捉えて、検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(中村尚郎君) 二十七番森本達夫議員、残り時間四十秒です。 ◆二十七番(森本達夫君) 自席で失礼いたします。 区長をはじめ、理事者の皆様には、積極的な答弁をいただきまして、本当にありがとうございました。 冒頭述べましたとおり、震災はいつ起こるかわからない、我々は明日起こる思いで、一丸となって震災に取り組んでいきたいと思いますので、何とぞよろしくお願いいたします。 以上で質問を終わります。 ○副議長(中村尚郎君) 以上で一般質問を終わります。 日程第二、委員長報告についてを議題といたします。───────────────○─────────────── △委員長報告について
    ○副議長(中村尚郎君) 各委員長より付託事項について報告があります。 総務企画委員会鳥飼秀夫委員長。   〔鳥飼秀夫君登壇〕 ◆二十番(鳥飼秀夫君) 休会中における委員会の審査・調査について、御報告申し上げます。 六月九日開会の委員会において、まず、新委員会構成後初めての委員会であることから、「委員会所管の組織及び分掌事務について」確認いたしました。 その後、平成二十八年度定例会・六月会議提出予定案件について、それぞれ理事者から説明を受けました。 これらの提出予定案件については、委員より、まず、荒川区個人番号の利用等に関する条例の一部改正については、個人番号を利用することによるメリット、デメリット、独自利用事務の選定までの経緯、他区の状況について、包括外部監査契約の締結については、包括外部監査を十五年間行ってきた区としての評価、契約価格の妥当性について、次に、財産の取得(荒川区立ゆいの森あらかわ初度調弁に伴う書架)については、落札された価格に対して納品される商品の妥当性、書架の耐震性、今回購入する書架と工事に含まれる書架との違いについて、それぞれ質疑があり、調査研究を行いました。 なお、付託を受けました平成二十七年度第十三号陳情外十件につきましては、なお一層慎重審査すべきとして継続審査といたしました。 以上御報告を申し上げます。   〔副議長退席、議長着席〕 ○議長(並木一元君) 以上で、総務企画委員長の報告を終わります。 文教・子育て支援委員会北城貞治委員長。   〔北城貞治君登壇〕 ◆十八番(北城貞治君) 休会中の所管事務調査につきまして、御報告いたします。 本委員会は、六月十日の委員会におきまして、新委員会構成後、初の委員会のため、委員会所管の「組織及び分掌事務」について確認いたしました。 その後、平成二十八年度定例会・六月会議提出予定案件三件について、それぞれ理事者から説明を受けました。 最初に、荒川区営運動場の設置、管理に関する条例の一部改正について、理事者より説明を受け、調査研究いたしました。 次に、「荒川区立ゆいの森あらかわ条例」の制定について、理事者より説明を受け、調査研究をいたしました。 最後に、荒川区学童クラブの設置及び運営の基準に関する条例の一部改正について、理事者より説明を受け、調査研究をいたしました。 以上、御報告といたします。 ○議長(並木一元君) 以上で、文教・子育て支援委員長の報告を終わります。 福祉・区民生活委員会菊地秀信委員長。   〔菊地秀信君登壇〕 ◆二十八番(菊地秀信君) 休会中における所管事務調査につきまして、御報告いたします。 本委員会は、六月九日の委員会におきまして、新委員会構成後、初の委員会のため、委員会所管の「組織及び分掌事務」について確認いたしました。 その後、所管事務事業説明として、認知症チェックリストの配付について、理事者より説明を受け、委員より、既存の認知症チェックリストの有無及び配付対象者、認知症チェックリスト配付対象者に対する区の認識、荒川区における認知症を診断・治療できる診療所の数、高齢者の認知症の将来推計に対する区の見解、認知症の治療法、認知症チェックリストの内容に対する区の認識、周知にかかる経費に対する区の認識、画像診断による認知症発見に対する区の見解、荒川区における認知症高齢者数の算出方法、認知症高齢者の実態把握に対する区の認識、認知症予防事業の普及啓発に対する区の認識、認知症チェックリストを三十五歳から三十九歳健診の対象者へ配付することに対する区の見解などについて質疑があり、調査研究を行いました。 なお、付託を受けました平成二十七年度第十二号陳情外六件につきましては、慎重審査すべきとして、継続審査といたしました。 以上、報告といたします。 ○議長(並木一元君) 以上で、福祉・区民生活委員長の報告を終わります。 建設環境委員会安部キヨ子委員長。   〔安部キヨ子君登壇〕 ◆三番(安部キヨ子君) 委員会報告をする前に、熊本の大震災におかれまして被災された皆様に、一言お見舞いを申し上げます。 休会中における調査について、御報告を申し上げます。 所管事項の調査について、御報告申し上げます。 六月十日の委員会におきまして、区内視察「藍染公園及び宮前公園整備予定地の現状について」を行った後、委員会室に戻り、「委員会所管の組織及び分掌事務について」確認を行いました。 次に、六月会議提出予定案件について説明を受けた後、日暮里駅前自転車駐車場の指定管理者候補者の選定について、藍染公園の整備について、橋梁の調査・点検結果について、それぞれ理事者から説明を受け、調査研究を行いました。 なお、付託されております平成二十七年度第一号陳情外二件の陳情につきましては、今後なお一層調査研究し、慎重審査すべきものとして、継続審査といたしました。 以上、御報告といたします。 ○議長(並木一元君) 以上で、建設環境委員長の報告を終わります。 議会運営委員会小坂眞三委員長。   〔小坂眞三君登壇〕 ◆十四番(小坂眞三君) 平成二十八年度荒川区議会定例会六月会議、議会運営委員会委員長報告をいたします。 休会中における審査・調査について、御報告を申し上げます。 六月三日開会の委員会におきましては、六月会議の議会運営に関し、理事者より提出予定議案について説明を受けた後、六月会議の初日の開会日を確認するとともに、会議期間及び日程などについて協議し、いずれもこれを了承いたしました。 また、六月二十日開会の委員会におきましては、六月会議における初日・二日目の議事日程、一般質問、議案の所管委員会への付託などについて協議し、いずれもこれを了承しました。 なお、付託されております平成二十七年度第四十五号陳情外二件の陳情につきましては、今後なお一層調査研究し、慎重審査すべきものとして、継続審査といたしました。 以上、御報告いたします。 ○議長(並木一元君) 以上で、議会運営委員長の報告を終わります。 震災対策調査特別委員会相馬堅一委員長。   〔相馬堅一君登壇〕 ◆六番(相馬堅一君) 休会中の調査内容につきまして、御報告を申し上げます。 本委員会は、六月六日の委員会におきまして、昨年度の委員会の活動状況を確認した後、今後一年間の活動方針案を提示、協議をいたしまして、正副委員長案どおり決定いたしました。 理事者より本年四月に発生いたしました熊本地震に対する当区の支援策などの対応について、口頭にて説明を受け、委員より、熊本地震に関する情報収集の状況、熊本地震を通して明らかになった課題や教訓、エコノミークラス症候群の周知及び対策、学校の体育館等の設備の強度化などについて質疑があり、調査研究を行いました。 次に、災害時における協力業務に関する協定の締結について、理事者から説明を受け、委員より、協定を結んでいる事業者の施設における附帯設備も含めた耐震化の確認に関する計画、協定を締結している事業者の業種や件数、また他の自治体における隊友会との防災協定の状況、協定を結んでいる事業者との日ごろの連絡体制や震災訓練の参加状況などについて質疑があり、調査研究を行いました。 以上、御報告といたします。 ○議長(並木一元君) 以上で、震災対策調査特別委員長の報告を終わります。 健康・危機管理対策調査特別委員会茂木弘委員長。   〔茂木弘君登壇〕 ◆十二番(茂木弘君) 休会中における委員会の調査内容につきまして、御報告いたします。 本委員会は、六月十三日の委員会におきまして、昨年度の委員会の活動状況を確認した後、正副委員長による活動方針案を提示し、今後一年間の活動方針について協議を行い、正副委員長案どおり決定いたしました。 次に、調査研究事項としまして、平成二十八年度夏の省エネ・節電対策について、理事者から説明を受け、委員より質疑をいただきました。 国の今夏の節電要請見送りに対する区の認識、緑のカーテンの普及・拡大に係る実績、普及に対する区の見解、「街なか避暑地」での講座内容、ライトダウンフォトコンテストの応募写真内容及び表彰方法、あらかわエコポイントのポイント付与内容及び周知方法、都電荒川線軌道敷における緑化検証実験に対する区の認識、自ら参加する環境と享受できる環境に対する区の認識、これまでの区の省エネ・節電対策の効果・実績、省エネ・節電対策に係る予算額及び内容などについて質疑があり、調査研究を行いました。 以上、御報告といたします。 ○議長(並木一元君) 以上で、健康・危機管理対策調査特別委員長の報告を終わります。 観光・文化推進調査特別委員会服部敏夫委員長。   〔服部敏夫君登壇〕 ◆十五番(服部敏夫君) 休会中の委員会の調査内容について御報告いたします。 本委員会は、六月八日の委員会におきまして、昨年度の活動状況を確認した後、正副委員長による活動方針案を提示し、今後一年間の活動方針について協議を行い、正副委員長案どおり決定いたしました。 その後、俳句文化振興事業の推進について、理事者から説明を受けた後、委員より、俳句のまちPR映像の活用方法、区立小中学校における俳句教育の現状と今後の展開、英語俳句の概要、芸術文化振興基金の活用方法などについて質疑があり、調査研究を行いました。 以上、御報告といたします。 ○議長(並木一元君) 以上で、観光・文化推進調査特別委員長の報告を終わります。 公共施設老朽化等対策調査特別委員会松田智子委員長。   〔松田智子君登壇〕 ◆二十九番(松田智子君) 休会中における委員会の調査内容について、御報告いたします。 六月七日開会の委員会におきましては、昨年度の委員会の活動状況を確認した後、正副委員長による「委員会の活動方針案」を提示し、今後一年間の活動方針について協議を行い、正副委員長案どおり決定いたしました。 その後、区内視察「宮前公園周辺地域における公共施設の順次更新について」を行い、旧小台橋小学校や宮前公園整備予定地等の現地を視察し、認識を深めました。 以上、御報告といたします。 ○議長(並木一元君) 以上で、公共施設老朽化等対策調査特別委員長の報告を終わります。 これをもって委員長報告を終わります。 日程第三、議案第一号、荒川区立ゆいの森あらかわ条例、日程第四、議案第二号、荒川区個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例、日程第五、議案第三号、荒川区学童クラブの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例、日程第六、議案第四号、荒川区営運動場の設置、管理に関する条例の一部を改正する条例、日程第七、議案第五号、荒川区立公園条例の一部を改正する条例、日程第八、議案第六号、荒川区中高層階住居専用地区建築条例の一部を改正する条例、日程第九、議案第七号、荒川区特別工業地区建築条例の一部を改正する条例、日程第十、議案第八号、荒川区民住宅条例の一部を改正する条例、日程第十一、議案第九号、財産の取得(荒川区立ゆいの森あらかわ初度調弁に伴う書架)について、日程第十二、議案第十号、包括外部監査契約の締結について、以上十件を一括議題といたします。 朗読を省略いたします。───────────────○─────────────── △議案第一号 荒川区立ゆいの森あらかわ条例 △議案第二号 荒川区個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例 △議案第三号 荒川区学童クラブの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例 △議案第四号 荒川区営運動場の設置、管理に関する条例の一部を改正する条例 △議案第五号 荒川区立公園条例の一部を改正する条例 △議案第六号 荒川区中高層階住居専用地区建築条例の一部を改正する条例 △議案第七号 荒川区特別工業地区建築条例の一部を改正する条例 △議案第八号 荒川区民住宅条例の一部を改正する条例 △議案第九号 財産の取得(荒川区立ゆいの森あらかわ初度調弁に伴う書架)について △議案第十号 包括外部監査契約の締結について(議案の部に掲載) ○議長(並木一元君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔総務企画部長猪狩廣美君登壇〕 ◎総務企画部長(猪狩廣美君) 議案第一号から議案第十号までの提案理由及び内容を御説明申し上げます。 議案第一号、荒川区立ゆいの森あらかわ条例は、学びや体験の場の提供を通じて、あらゆる世代の区民の交流を促進するとともに、豊かな知識を育むことを支援し、もってそれぞれの課題の解決並びに地域の文化及びコミュニティの醸成に寄与することを目的として、荒川区立ゆいの森あらかわを設置するものでございます。 議案第二号、荒川区個人番号の利用等に関する条例の一部を改正する条例は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第九条第二項の規定に基づく個人番号の利用及び同法第十九条第九号の規定に基づく特定個人情報の提供をすることができる事務の追加等行うものでございます。 議案第三号、荒川区学童クラブの設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の改正に伴い、放課後児童支援員の要件を改めるものでございます。 議案第四号、荒川区営運動場の設置、管理に関する条例の一部を改正する条例は、荒川区営少年運動場の拡張に伴い、その施設及び使用料について定めるものでございます。 議案第五号、荒川区立公園条例の一部を改正する条例は、新たに荒川区立宮前公園を設置し、区民の利用に供するものでございます。 議案第六号、荒川区中高層階住居専用地区建築条例の一部を改正する条例は、建築基準法等の改正に伴い、規定を整備するものでございます。 議案第七号、荒川区特別工業地区建築条例の一部を改正する条例は、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の改正を踏まえ、特別工業地区内の建築制限を改めるものでございます。 議案第八号、荒川区民住宅条例の一部を改正する条例は、荒川区民住宅について、東日暮里六丁目住宅を廃止するものでございます。 議案第九号、財産の取得(荒川区立ゆいの森あらかわ初度調弁に伴う書架)については、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第三条の規定に基づき、提案するものでございます。 議案第十号、包括外部監査契約の締結については、地方自治法第二百五十二条の三十六第一項の規定に基づき、契約締結について提案するものでございます。 以上が、六月会議に御提案する議案でございます。どうぞよろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(並木一元君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 質疑はないものと認めます。 議案第二号、議案第九号及び議案第十号の三件については総務企画委員会に、議案第一号、議案第三号及び議案第四号の三件については文教・子育て支援委員会に、議案第五号から議案第八号までの計四件については建設環境委員会に、それぞれ会議規則第三十八条第一項の規定により審査を付託いたします。 日程第十三、議案第十一号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 事務局長より朗読いたします。───────────────○─────────────── △議案第十一号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて (議案の部に掲載) ○議長(並木一元君) 事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕 ◎議会事務局長(濱島明光君) 議案第十一号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて上記の議案を提出する。平成二十八年六月二十一日            提出者 荒川区長 西 川 太 一 郎 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて人権擁護委員候補者として下記の者を推薦したいので意見を求める。            記住所   東京都荒川区南千住●●●●●●●●●●●●氏名   松熊 貴代生年月日 ●●●●●●●●●● ○議長(並木一元君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔総務企画部長猪狩廣美君登壇〕 ◎総務企画部長(猪狩廣美君) 議案第十一号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを提案いたしました理由並びに内容を御説明申し上げます。 現在人権擁護委員でございます松熊貴代氏が、平成二十八年九月三十日をもって任期満了となります。松熊貴代氏を人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦するため、人権擁護委員法第六条第三項の規定に基づき、議会の御意見をお伺いするものでございます。 松熊貴代氏につきましては、別紙略歴にもございますとおり、荒川区立汐入小学校PTA参与、民生委員・主任児童委員として、地域の発展や青少年の健全育成のため活躍されております。 平成二十五年に人権擁護委員になられて以来は、熱心にその職務を遂行されております。このことから、人権擁護委員として適任であると存じ、その候補者として推薦するため、ここに御提案申し上げる次第でございます。 よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○議長(並木一元君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 質疑はないものと認めます。 八番町田高議員。 ◆八番(町田高君) 明戸真弓美議員、若林清子議員、両名の賛同を得て動議を提出いたします。 本案は委員会の審査を省略されるよう提議いたします。 ○議長(並木一元君) 所定の賛成者がありますので、ただいまの動議を議題といたします。 本案は、委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認めます。本案は委員会の審査を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 討論はないものと認めます。 本案については、適当との意見を付すことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認めます。 議案第十一号については、適当との意見を付すことに決定いたしました。 日程第十四、議案第十二号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 事務局長より朗読いたします。───────────────○─────────────── △議案第十二号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて (議案の部に掲載) ○議長(並木一元君) 事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕 ◎議会事務局長(濱島明光君) 議案第十二号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて上記の議案を提出する。平成二十八年六月二十一日            提出者 荒川区長 西 川 太 一 郎 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて人権擁護委員候補者として下記の者を推薦したいので意見を求める。            記住所   東京都荒川区南千住●●●●●●●●●●●●氏名   高田 正道生年月日 ●●●●●●●●●●● ○議長(並木一元君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔総務企画部長猪狩廣美君登壇〕 ◎総務企画部長(猪狩廣美君) 議案第十二号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを提案いたしました理由並びに内容を御説明申し上げます。 現在人権擁護委員でございます高田正道氏が、平成二十八年九月三十日をもって任期満了となります。高田正道氏を人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦するため、人権擁護委員法第六条第三項の規定に基づき、議会の御意見をお伺いするものでございます。 高田正道氏につきましては、別紙略歴にもございますとおり、保護司、民生委員・児童委員として、地域における更生保護や福祉の向上のため活躍されております。 平成二十五年に人権擁護委員になられて以来は、熱心にその職務を遂行されております。このことから、人権擁護委員として適任であると存じ、その候補者として推薦するため、ここに御提案申し上げる次第でございます。 よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○議長(並木一元君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 質疑はないものと認めます。 二十七番森本達夫議員。 ◆二十七番(森本達夫君) 松田智子議員、保坂正仁議員、両名の賛成を得て動議を提出いたします。 本案は委員会の審査を省略されるよう提議いたします。 ○議長(並木一元君) 所定の賛成者がありますので、ただいまの動議を議題といたします。 本案は、委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認めます。本案は委員会の審査を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 討論はないものと認めます。 本案については、適当との意見を付すことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認めます。 議案第十二号については、適当との意見を付すことに決定いたしました。 日程第十五、議案第十三号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 事務局長より朗読いたします。───────────────○─────────────── △議案第十三号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて (議案の部に掲載) ○議長(並木一元君) 事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕 ◎議会事務局長(濱島明光君) 議案第十三号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて上記の議案を提出する。平成二十八年六月二十一日            提出者 荒川区長 西 川 太 一 郎 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて人権擁護委員候補者として下記の者を推薦したいので意見を求める。            記住所   東京都荒川区東日暮里●●●●●●●●●氏名   小林 美奈子生年月日 ●●●●●●●●●●●● ○議長(並木一元君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔総務企画部長猪狩廣美君登壇〕 ◎総務企画部長(猪狩廣美君) 議案第十三号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを提案いたしました理由並びに内容を御説明申し上げます。 現在人権擁護委員でございます小林美奈子氏が、平成二十八年九月三十日をもって任期満了となります。小林美奈子氏を人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦するため、人権擁護委員法第六条第三項の規定に基づき、議会の御意見をお伺いするものでございます。 小林美奈子氏につきましては、別紙略歴にもございますとおり、民生委員・主任児童委員、青少年対策日暮里地区委員、現在の青少年育成委員として、地域の発展や青少年の健全育成のため活躍されております。 平成二十五年に人権擁護委員になられて以来は、熱心にその職務を遂行されております。このことから、人権擁護委員として適任であると存じ、その候補者として推薦するため、ここに御提案申し上げる次第でございます。 よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○議長(並木一元君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 質疑はないものと認めます。 九番中島義夫議員。 ◆九番(中島義夫君) 北城貞治議員、茂木弘議員、両名の賛成を得て動議を提出いたします。 本案は委員会の審査を省略されるよう提議いたします。 ○議長(並木一元君) 所定の賛成者がありますので、ただいまの動議を議題といたします。 本案は、委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認めます。本案は委員会の審査を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 討論はないものと認めます。 本案については、適当との意見を付すことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認めます。 議案第十三号については、適当との意見を付すことに決定いたしました。 日程第十六、議案第十四号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 事務局長より朗読いたします。───────────────○─────────────── △議案第十四号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて (議案の部に掲載) ○議長(並木一元君) 事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕 ◎議会事務局長(濱島明光君) 議案第十四号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて上記の議案を提出する。平成二十八年六月二十一日            提出者 荒川区長 西 川 太 一 郎 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて人権擁護委員候補者として下記の者を推薦したいので意見を求める。            記住所   東京都荒川区町屋●●●●●●●●●氏名   矢吹 誠生年月日 ●●●●●●●●●● ○議長(並木一元君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔総務企画部長猪狩廣美君登壇〕 ◎総務企画部長(猪狩廣美君) 議案第十四号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを提案いたしました理由並びに内容を御説明申し上げます。 矢吹誠氏を新たに人権擁護委員候補者として法務大臣に推薦するため、人権擁護委員法第六条第三項の規定に基づき、議会の御意見をお伺いするものでございます。 矢吹誠氏につきましては、別紙略歴にもございますとおり、現在、弁護士として活躍し、また荒川区区民相談所専門相談員として、区民の法律相談にも当たっております。 平成四年から人権擁護委員を四期務められ、熱心にその職務を遂行されておられました。このことから、人権擁護委員として適任であると存じ、その候補者として推薦するため、ここに御提案申し上げる次第でございます。 よろしく御審議くださいますよう、お願い申し上げます。 ○議長(並木一元君) 本案に対し質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 質疑はないものと認めます。 二十八番菊地秀信議員。 ◆二十八番(菊地秀信君) 吉田詠子議員、中村尚郎議員、両名の賛成を得て動議を提出いたします。 本案は委員会の審査を省略されるよう提議いたします。 ○議長(並木一元君) 所定の賛成者がありますので、ただいまの動議を議題といたします。 本案は、委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認めます。本案は委員会の審査を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 討論はないものと認めます。 本案については、適当との意見を付すことに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認めます。 議案第十四号については、適当との意見を付すことに決定いたしました。 日程第十七、同意第二号、荒川区監査委員選任同意についてを議題といたします。───────────────○─────────────── △同意第二号 荒川区監査委員の選任同意について (議案の部に掲載) ○議長(並木一元君) 事務局長より朗読いたします。 ◎議会事務局長(濱島明光君) 同意第二号 荒川区監査委員の選任同意について上記の議案を提出する。平成二十八年六月二十一日               提出者 荒川区長 西 川 太 一 郎 荒川区監査委員の選任同意について荒川区監査委員に下記の者を選任したいので同意を求める。                 記現住所  東京都文京区●●●●●●●●●●● ●●●●●●●●●●●氏名   岩下 嘉之生年月日 ●●●●●●●●●●●●●(略歴省略) ○議長(並木一元君) 本案に対し理事者の説明を求めます。   〔区長西川太一郎君登壇〕 ◎区長(西川太一郎君) 同意第二号、荒川区監査委員の選任同意につきまして、御説明申し上げます。 平成二十八年七月四日をもちまして、任期満了となられる識見を有する監査委員であります岩下嘉之氏を再度選任いたしたく御提案申し上げるものでございます。 岩下氏におかれましては、平成二十四年七月に、荒川区監査委員に御就任以来、その高い倫理観から的確、厳正な監査業務を執行していただき、我が区の公正かつ効率的な行政運営の確保のために御尽力をいただいております。 岩下氏の経歴等につきましては、お手元の資料に記載のとおりでございます。 何とぞ皆様方の御同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(並木一元君) 本案に対し、質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 質疑はないものと認めます。 十番菅谷元昭議員。 ◆十番(菅谷元昭君) 志村博司議員、守屋誠議員、両名の賛成を得て動議を提出いたします。 本案は委員会の審査を省略されるよう提議いたします。 ○議長(並木一元君) 所定の賛成者がありますので、ただいまの動議を議題といたします。 本案は、委員会の審査を省略することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認めます。本案は委員会の審査を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 一番小坂英二議員。   〔小坂英二君登壇〕 ◆一番(小坂英二君) 私は、日本創新党として、同意第二号、岩下嘉之弁護士を再度監査委員に選任することへの同意案件に対して、反対の討論をいたします。 四年前に、岩下弁護士を監査委員とする同意案件が出された際に、全員協議会において、また各会派への情報提供として指摘をいたしましたことを、再度詳しく申し述べます。 岩下弁護士は、投資顧問会社サンラ・ワールドの弁護人を務めていました。サンラ・ワールドは、年利一〇パーセント以上を掲げ、ハワイのコーヒー農園やカナダIT企業の未公開株購入を長期間勧誘し、約二百億円の資金を集めました。 しかし、償還金も大半が返済不能状態になり、不特定多数からの預かり金を禁じた出資法違反の罪により、投資家から警視庁へ告訴されるに至りました。その一審判決で有罪が言い渡され、それに対する控訴書面にて、岩下弁護士名で、以下のようなことを述べております。「投資をした人たちは、強いて勧誘された老齢者等ではない。投資により利益を上げようと、自らの意思でお金を出した。自己責任である。その責任をサンラ・ワールド側にかぶせるなど不当だ」といった趣旨の表現であります。 その後の裁判において、こうした言い分は認められず、平成二十二年十一月の控訴審でもサンラ・ワールド側、岩下弁護士側が敗訴いたしました。当然のことであります。 もし、こうした言い分が通るのであれば、多くの経済詐欺、出資事件について、「金を出したのは自分の意思でしょう」「自己責任でしょう」という理屈が通ってしまいます。そこに、不実記載や隠蔽があるにもかかわらず。 こうしたことを、詐欺集団の片棒を担ぐ形で主張する弁護士を、荒川区の監査委員として、既に四年間もつけることのみならず、今後四年間さらに務めさせるということは、到底許されないことであります。 荒川区は、おれおれ詐欺を許さないという決意のもと、電話録音装置の貸し出しなど、独自の取り組み強化や地域、警察と連携しての取り組みを行っています。 その一方で、監査委員に詐欺集団の片棒を担ぐ人間を、再度選任同意で出してくるなど、支離滅裂もいいところです。 この議案は、即時取り下げるべきであります。また、取り下げがなされない場合、それぞれの会派の心ある議員は、この選任同意に、ぜひ反対をしていただくことを強くお願いをし、反対討論といたします。 ○議長(並木一元君) 本案については異議がありますので、起立によっ                                                                                て採決いたします。 本案は同意することに賛成の議員の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 ○議長(並木一元君) 起立多数と認めます。よって、同意第二号については同意することに決定いたしました。 日程第十八、諸般の報告についてを議題といたします。───────────────○─────────────── △諸般の報告について  (諸般の報告の部に掲載) ○議長(並木一元君) 区長並びに監査委員からお手元に配付のとおり、報告並びに書類の提出がありましたので、事務局長より朗読いたします。   〔事務局長朗読〕     報     告第一  予算の繰越しについて第二  例月出納検査(平成二十八年四月分)結果の報告について第三  平成二十八年度荒川区土地開発公社の経営状況に関する書類について第四  平成二十八年度公益財団法人荒川区芸術文化振興財団の経営状況に関する書類について第五  平成二十八年度日暮里駅整備株式会社の経営状況に関する書類について第六  平成二十八年度公益財団法人荒川区自治総合研究所の経営状況に関する書類について ○議長(並木一元君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたします。 お諮りいたします。本日はこれをもって散会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 なお、明日六月二十三日から七月五日までの十三日間は委員会審査のため休会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(並木一元君) 異議ないものと認め、そのように決定いたします。 次回の本会議は、七月六日午前十時から再開いたします。 本日はこれをもって散会いたします。まことにお疲れさまでした。   午前十一時三十一分散会...